偏光板の「ブラックウォ-ル現象」を使った工作をみんなで作っています。

●ウ DSC08381これが、制作中の様子。「ブラックウォ-ル現象」とは、偏光板の組み合わせで「あるはずの無い黒い壁がまるで実際にあるように見えてしまう現象」です。私は実際に作って目にした時は、「な、なに!?この壁!?なんで?なんで?なんで?」と20回くらい叫んでましたね。<(益:)> 構造がシンプルなのに不思議感が想像以上です。

これ、すでに情報としては知ってる人も多いみたいですが、実際に作るとなると躊躇するのが、、偏光板の価格が高いことです。25センチ×25センチで1000円+税なので「ちょこっと謎を解いてみよう!」、というには痛い出費かも、です。

でも工夫次第で面白い展開が期待出来そうなので、「秋の工作」として現在推し進めているところです。すでにサカナ的なものとか見えてますね。他にもキリン、とかロボットとか、…楽しみです。仕上がって来たらご紹介しますね。

カックン、コロン♥、「地球形マジックボール」を作ってみました。

●ウ DSC08689 ●ウ DSC08726 転がすと、カックン、コロンとヘンな転がり方をするマジックボール(?)です。突然曲がったり、もどって来たりと予想外の動きが意表を突きます。「起き上がりこぼし」のように重心を固定してないので、重心は転がった時の成り行きまかせです。ただ、強めに転がすと回転力が大きくて、直進してしまうので、手元でチビチビ転がしながら、意外な動きを愛しんでいただければと思います。11月の小学校のおまつりで100人分用意。当日は手作りポスターを貼ったこともあって、大盛況に!(2番目の写真は中の動きが見えるおもしろい試作ボールです。)

●ゥIMG_8230おまつり当日の様子です。

では作り方です。

●1個作るのに用意するもの→カラービニールボール2個(100均ダイソー10個入り)、ピンポン玉1個(100均ダイソー6個入り)、直径25ミリのビー玉1個(東急ハンズ)、布、みどり色と白の和紙(ユザワヤ)、銀紙(折り紙)、消え色ピット(スティックのり)

★ビニールボールの切り方と中に入れる「つば付きピンポン玉」とビー玉(作り方をご覧ください。)

●ウDSC08822

①ビニールボールに直径42ミリの円を描き、カッターで切り込んでからハサミで切り取ります。ピンポン玉が直径38ミリなので入るくらいの穴をテキトウに切り取ってもОKです。ただ、切り取ったお皿みたいのも使うので、大事に。

②ピンポン玉に直径25ミリの円を描き、カッターで切り込んでからハサミで切りますが、8ミリほど切らずに残し、内側にへこましておきます。眉毛切りのような湾曲した小さなハサミで切るとよりきれいに切れます。反対側に直線の切り込みを入れておきます。

③ピンポン玉に入れた直線切り口に、①で切り離した直径42ミリのお皿のようなものをはさみセロテープでしっかり貼り付けます。「つば」の出っ張りは20ミリにしてね。

④①の穴を開けたビニールボールの中に直径25ミリのビー玉と③を入れます。この時ピンポン玉の「つば」がビー玉にかぶさるように入れてね。ボールの中でこの位置関係は崩れず、「つば」にビー玉が乗り上げてヘンな動きをします。

⑤もう1個のビニールボールを半分より短めに切り、④にフタにします。身とフタをセロテープで貼ります。貼る時は中でゴトゴト動く感じにしてゆるめに貼ってね。

⑥バイヤスに切った6枚の布にスティックのりを塗りながら、5ミリほど重ねつつ貼っていきます。

⑦北極点に銀紙(ボンドか強力両面粘着テープで)、南極に白い和紙、大陸などは、みどりの和紙を切ってスティックのりで貼ります。和紙のシワはつめでこするときれいに平らになるよ。さあ、完成です、転がしてみよ~!

 

 

◆ウ DSC08374 ●ウDSC08627 動画が無くて申し訳ないのですが、転がったボールは直進するだろうという考えを、ちょびっとは覆す、マジックボールです。ピンポン玉だけでも不安定な転がり方が楽しめます。

さて、あなたもボールにヘンなものを入れて、動きのあやしい不思議ボールを作ってみてはいかがですか?