さいたまトリエンナーレ2016のアートステーション、行って来ました。

●ウDSC08900 ワークショップが面白そうだったので。場所は、元ユザワヤ近く、りそな銀行の向かい側です。となりはラーメン屋さん。日曜ごとのワークショップとのことで、この日は「さいたま」の「玉」をクリスマスのオーナメント的に自由に展開しましょう、というものでした。盛りだくさんの素材から生まれたのは、毛糸やパッキンなどいっぱい詰め込んだ可愛いオーナメントから、タイトルが「心臓」というとんでもない発想のものまで!「心臓」の作り手はアートとは無関係の人だというじゃないですか!行き当たりばったりのチャレンジで、秘められていた感性が思わずあふれ出たって感じ!?(〇〇;;) ほかにも、たくさんの素材に目を輝かせながら自由自在に3つ4つと作って行った女の子もいました。

●ウDSC08897 以前行われた「さいたま市の区の形を何かに見立てる」というワークショップもちょっと絵心ある人には、制作意欲をそそられる内容。私の住んでる浦和区はなんだかライオンぽいけど、写真の真ん中、見沼区の大きいケモノの方が勇ましいな。(´u`;)

偏光板工作、 「海の箱」と「ねこのへや」のご紹介です。

●ウDSC08869 ●ウDSC08856 外側の常夏っぽい絵がなごむ「海の箱」。大小のクラゲさんをひもで上げ下げして、中間に見える黒い床を通り抜けます。ヒトデやウミウシも貼って。暗い内部を覗き込むと2番目の写真のように、2階の窓の下は黒い床が現れて1階の四角い窓が見えていません。6年生女子の作品です。

●ウDSC08877 ●ウ DSC08881 ねこ、こっち見てる見てる…(^‐^*)、可愛い「ねこのへや」。机やイス、本やハサミとか置いてある部屋をねこが磁石で行ったり来たり。真っ赤な屋根を装飾して印象的に。4年生女子の作品です。偏光板工作の内部をカメラで撮るとあちこち妙に反射して、うまく撮れないみたいなのでフタを開けて撮ってます。まだまだつづきますよ~。

偏光板工作のご紹介です。海系の作品をふたつ。

●ウDSC08864 ●ウDSC08867 壁を通り抜けて、カニを行ったり来たりさせます。カニは磁石で動かします。ふたを開けると壁は無い事がわかりますよね。天井の切り込みはクラゲをテグス糸でつるして、左右斜めに動かすための切れ目です。クラゲもリアル、ハリセンボンも可愛い!立体造形が光ってます!\(☆σ☆;)/ 5年生男子です。

●ウDSC08832 ●ウDSC08833 次は「お魚汽車」というタイトル。たしかに「けむり」出てます。「けむり」の先が倒れるので、支えを付けたんだけど、なんだか煙を吸い込んでなにかに再利用する機能みたいでおもしろいね。…え?「偏光板が無い」って?そうそう、この作品は偏光板を貼ると、内部の可愛らしさが見えにくくなってしまうので、あえて貼らないことに。中の座席にはお魚やタコさんが、それぞれプレゼントの箱やスマホなどを持って座ってます。行先のプレートは「海行き」となってます。それぞれの故郷へ帰るのでしょうか。うーん、海の中の汽車なんて、すごーく幻想的(◎-◎)。5年生女子です。

家、お店、お化け屋敷、ロボット、ロケット、戦車、海など、偏光板を使ってほんとにいろいろな展開が出来るものです!まだまだ続きます。

偏光板工作のご紹介です。和風妖怪部屋って感じです。

●ウDSC08848 紫、赤、黒の配色がもう強烈!わざと白く塗り残して単調にならないよう、一工夫してる。ヘビのような妖怪が障子紙を破いて出てきたようでほんとに和風妖怪部屋みたいです。手前のは百目妖怪。中でブラックウォールを通り抜けながらゴロゴロするという設定ですが、暗くて見えにくいので出してます。4年生男子制作。妖怪が縄文式土器の飾りみたいにも見えるのは私だけ?偏光板工作は、まだまだつづきます。

偏光板工作のご紹介です。かわいいロボットと戦車になりました!

●ウDSC08744 何が出来るか予想もつかないで始めた偏光板工作で、なんとロボットと戦車が出来ました!戦車の中には磁石で動きまわる戦闘員が見え隠れ。怒ってる目がカワイイロボットは、貯金箱にもなってて、もうお金を貯めたそう。ブルーパール色を塗って、学校の図工とかでは出せない仕上がりになったよ。戦車は6年男子、ロボットは2年男子です。偏光板工作、まだまだつづきます。

「すごいぞ、これは!」展、小学生3名の感想です。ぜひご一読を!【3/3】

●DSC08814 ②●DSC08816 ③●DSC08818

★仲町小学校5年女子

「すごいぞ、これは!」展を見て1番すごい!と思った作品は西脇直毅さんの「素晴らしき人生」です。なぜなら、大きい紙にボールペン一本であんなに表現できるということと、ねこの数がとても多いということです。私は、と中までねこの数をかぞえてみると341ぴきもねこがえがかれていました。どのねこもとても表情が豊かだということも良かったです。もし私がこの絵をかくとしたら、きっと気が遠くなって、と中であきらめてしまうと思います。ねこ以外の動物もいてとても楽しい作品だなと思いました。(写真① 図録より)

★常盤小5年生女子

私が「すごいぞ、これは!」展を見てすごいと思った作品は二つあります。一つ目は漢字をたくさん書いていた人です。あんなに漢字を書くのは私には無理だと思いました。なぜかというと、もし私があのように書こうと思ってもわざと大きく書いたり、と中であきらめてしまうと思ったからです。二つ目はトラックをたくさん作っていた人です。本物のトラックと同じにこまかくもようが描かれているので、すごいと思いました。私も工作は好きだけど、観察するのがにが手なので、もっと観察することを意識して作りたいと思いました。(写真②③ 図録より)

★道祖土小5年生女子

「すごいぞ、これは!」展を見て、一番心に残っているのは、伊藤輝政さんの作品です。伊藤さんは、紙でトラックやショベルカー、バスなどを作っている人です。その作品は、運転席や座席など一つ一つのパーツがとても細かく作られていて、動かすこともできて、すごいなあと思いました。すごいと思ったので、伊藤さんの作品をずーっと見ていました。ずーっと見ているうちに、わたしもいつかこんな作品を作りたくなりました。どんなふうに作ったのか知りたくて、さらに見ました。その物の細かいところまでよく見て作っているとわかりました。じっくり物を見て作るすごさを、伊藤さんの作品から教わったので、これからはじっくり物を見て作りたいです。(写真③ 図録より)

いかがですか?この展覧会には誰にとっても「心に迫る何か」があったようです。「すごいぞ、これは!」展についてのご案内、感想などは、ひとまず今日のブログでおわります。(10月30日ブログが【3/1】、11月5日ブログが【3/2】です。)

さらに、またまた12月16日(水)~20日(日)まで、「あなたも見つけに」という第6回埼玉障害者アート企画展が埼玉県立近代美術館で開催されます。生徒さんの保護者の方から教えていただいた情報ですが、近隣の小学校では学校全体にチラシが配られているようです。いろいろなことを感じ、いろいろなことを考えてみたりする、貴重な時間になることと思います。複雑で混沌とした人生を受け止められるためにも、見られる人は見ておいていただき、いろいろなことを心に留め置いて欲しいなと思います。

偏光板工作つづきです、ゲームが出来るというユニークアイデア!

●ウDSC08676 ●ウDSC08680 箱の中で「サッカーゲーム」出来ちゃいます。選手を磁石で操ってボールをゴールにシュート!シンプルそうだけど、ゴールの入口を狭くしたから、入りそうで入らないよ!手前の4枚を偏光板にしたので、黒い壁が確認できます。(2枚目写真) 4年生男子の制作です。

箱をゆらせばシュートも出来るけど、そうじゃなくて、地道に選手を磁石で動かして攻めるのが、制作者への礼儀ってもんでしょう!!まだまだ偏光板工作つづくよ。