さあ、これはなんと天体望遠鏡的なアイデアです。内部に土星や木製などの惑星がレイアウトされていて、その惑星間を小さな宇宙船が磁石で移動するという、それはもう、まさしく箱の中の小宇宙!?しかも全体は天体望遠鏡というつながりもロマンティックです。手前の花のようなものは宇宙船という想定で、箱の内部にも小サイズのものが。四角い箱からここまで来たか!っていうアイデアの5年生女子の作品です。
次はロケット。これも面白い!箱の中の上下に紙をらせんに切った紙バネ的なものが貼ってあり、その間を人がバネにぶつかって、上下に行ったり来たりするという、奇想天外なアイデアが盛り込まれています。小4年生の男子の作品。男子はやっぱり青と赤が好きなんだね。赤は狩猟時代の獲物の血の色、青はなんだろう、獲物を追いながら見上げていた空の色…かな。女子はやさしい水色が好きみたい、生きていくための飲み水の色の記憶かなあ。
これも、ただの箱からスタートしたとは思えない、キリンを模った超力作。高さは60センチくらいあったかな。キリンの模様を描くのに何時間も費やしたんです。食べた葉っぱが偏光板の中を上下します。体や頭部の図面は作者が書いて切って組み立てています。小5年生女子の作品です。彼女はアイデアを案外あっさりと決めるのですが、そのアイデアを実現するために、どんな遠回りをしてもやり遂げるという粘り強さを持っていますね。
いよいよ偏光板工作もあと一つです。それはまた後日に。