「すごいぞ、これは!」展は予想以上に心に迫って来た!【2/3】

川口アトリアからしばらく経って、埼玉県立近代美術館で開催された「アール・ブリュット・ジャポネ展」は、パリで行われた同展の凱旋展の形で開催され、さまざまな美術館を巡回しました。これもまた素晴らしい内容でした。その中でも忘れられない作品として、八島孝一さんという方の「拾って来たもの」を素材にして組合せたキュートなオブジェがありました。(写真 図録より)

●ウ DSC08569 わたしには、「拾ったもの」に対して特別の感情と思い入れがあり、やはりそういった作品に強く引き寄せられてしまったというほかないように思います。

切ないけれど「キュート」だという、拾ったものなのに「無垢」だという…。彼の見立てによる拾われたものたちの儚い集合体…。左上が「新幹線」、左下が「バッタ」、右が「冠」というタイトルがついています。歳月とともに劣化し崩れていく「セロハンテープ」に大事にくるまれた愛らしい作品が、どうか永遠であって欲しいと、時折思い出してはひっそりと願っています。…12月4日へつづく(^^;)

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