「アートな年賀状展」、そして「アートが生まれる場所」展も。

川口アートギャラリーアトリアの新春企画「アートな年賀状展」、昨日見に行きました。教室の数名の方が送られたそうなので。天気も上々、アトリアへの道は相変わらず人通りも多くて活気にあふれてました。入り口を入ると奥の明るい展示室にた、たくさんの年賀状が!どれもユニークな年賀状がずらっと並んでいて、部屋中新春の風が~(^^;)。巨大副笑いで遊んでる親子も。・・・う~ん、どこかな・・・、彼らの年賀状は?・・・あんまり多くて見つけるのに手間取る~!あ、ありました~!・・・お~っ、なんだかホッとした感じ、見とどけたって感じ。(^^;)アップに撮りたかったんですが、「全体的に撮るならOK」とのことで、写真はこんな感じで。

 

見終わってあっさり帰るつもりが、となりの展示室の造形物をふと覗いたとたん、目がくぎ付け状態に!何、何、何あれ!っていうちょっとした衝撃。最初の案内文もそこそこに足を踏み入れると、う~~ん、・・・狙いどころをあえて外した、というようなそれでいて不意をつかれるような、なんだか異質な造形作品にめぐり合えたのでした。異質と言っても奇をてらった先端アート風というわけではなくて、絵画、焼き物、木片造形、創作糸などフツーの創作手段によって生み出された物達のようでした。

なかでも心に残る作風が二つ。一つは指先で小さく丸めた粘土(形は大きな米粒のような感じです。)を造形物の表面にそれこそびっしりと貼り付けた作品がありました。同一の作者かどうかは確認しなかったのですが、顔のようなかたちや魚のようなものや動物系もあり、焼色は黒く、つぶつぶ、つぶつぶ、つぶつぶ、つぶつぶしていて、ウロコのように平らにつぶしたものあり、一個一個つぶ立ちしたものありで、その途方も無い手作り感につんのめりそうになってしまいました。

そしてもう一つは、これまた気が遠くなりそうな創作糸(?)作品、というのでしょうか。変わった糸がフツーにレース糸玉のように巻かれていて巻き終わりが少し出ているので、どれどれと見てみると、これがまた!(〇〇゛;) かなり短く切った糸を結びながら巻き玉が作れるくらいの長い糸にしてあるんです。これはほんとに気に入りました、シンプルで上品で。その糸で何かを編むわけではなく糸そのものが心を打つ。あんまり気になったので、見終わってから関係者の人に聞いたら、「あの作品はパリにも行ったんですよ。」というお話で、や、やっぱり、いいものはいいんだぁ、と、つくづく納得しました。そして、実はこれらの作品は「障害を持った人たち」の作品だということでした。「アートな年賀状展」とともに「アートが生まれる場所」という企画展で、1月23日(日)までです。ご興味のある方はぜひ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください