左写真が解答です。いかがだったでしょうか?正方形の枠無しだと、やみくもに三角片を隣り合わせに並べていってしまい、むずかしいことこの上ないものになります。「出来た?」と声をかけた人は皆さん、「やってみたけど出来なかった。」ということで、結局誰も並べかえ出来なかったようです。いろんなゲームソフトをクリアするのもむずかしいけど、たった10片のパズルの組み合わせにさえ手こずるということは、「パズル」って深いなあって思います、いろいろな面で。
このパズルを引用した「パズルの世界」(ジェリー・スローカム/ジャック・ボタマンズ 芦ヶ原伸之訳)によれば、「ダイヤモンドパズル」という名称でその原理はずっと古く、1803年のおもちゃのカタログに載っていたものだそうです。見た目シンプルなんだけど、やってみると呆然とさせる落差の按配が絶妙で、いーパズルだと思います。パズル的には古典なのでしょうが、やはり一度は通らなければならない道筋かも。