蔵の街、川越散策して来ました。「時の鐘」はシンプルな造形が心も打つ。

川越駅前の商店街が長いこと!パースのかなたには山並みがちらりと見えて、川越に来たことを実感します。右上に偶然写った「てけ、ドロボー」の文字がおかしい。実は川越を訪れるのは、3回目です。ボランティア活動が主ですが、今回のコースは初めてです。「鏡山酒造」跡の大きな蔵作りを改修した和風レストランで食事。昔ながらのりっぱな家のつくりは、それはそれはみごとで、見たこともないような大黒柱や梁が交差する様に圧倒されます。こういう美しい日本の建物というものを子どものころから目にすることは大切だと思います。私は着物が着れないけれど、子どものころに着物とは美しいもので、こういう風に着てこういう風に大事にして、と親が教えてくれたなら、きっと着物が好きになっていたと思うなぁ。子どものころは「大好きな人が好きなもの」は自分も好きになる(ことが多い)と思うのです。

あ~っ(´д`;)ゞ、話を「川越」に戻します。蔵作りの町並みはとにかく重厚。私的には3回建ての木造建築の「うなぎやさん」がなんだかゾクゾクしますが。現役のお店!だそうです。あと、「駄菓子や横丁」の飴細工のおじさん。(といっても私より若いよね。)こういう手作りを見るといろいろなことが(^^;;)頭の中をよぎります。リクエストでなにか作ってもらおうとして、結局何も言えずにその場を離れました。帰りぎわに、風にチクチク揺れる可愛くも切ない銀杏細工の「曲芸のオットセイ」を買って教室のお土産にしました。

これが「時の鐘」。時を知らせる鐘の塔だけど、この飾り気の無い効率優先の造形がかもし出す異様で威容な雰囲気はいったいなに!?・・・う~ん、手塚治虫の「どろろ」みたいだ。(「どろろ」おもしろかったなぁ、どろろっていうのは盗賊の子どもの名前で、父親の権力と引き換えに体のあらゆる部分を奪われた「百鬼丸」という青年とともに妖怪と戦って、相棒の「百鬼丸」が体の部分を取り戻していくっていう漫画なんだけど、ご存知でしょうか(^^;;)。物語も佳境に入ったころ、この「どろろ」についての秘密が明かされるのですが………、え~っと、「どろろ」は実は「女の子」だったんですよね。(うわっ、なんだか我ながら間抜けな暴露感になってしまいました、でも教室にも置いておきますので興味のある方は読んでみてね。) これは映画にもなったけど、やっぱり「動かない漫画」としての感動が今でも心のすみに残っているようです。・・・ちと川越からはなれちゃってすみませ~ん。)

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